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石糖 1億4500万円黒字 第60期株主総会

事業報告などが行われた石垣島製糖の第60期定時株主総会であいさつする松林豊社長=16日午後、アートホテル石垣島

事業報告などが行われた石垣島製糖の第60期定時株主総会であいさつする松林豊社長=16日午後、アートホテル石垣島

新工場建設はめど立たず

 石垣島製糖㈱(松林豊代表取締役社長)は16日、石垣市内のホテルで第60期定時株主総会を開き、取締役選任で松林社長を再任したほか事業報告を行った。同期の売上は17億1015万円(前期12億8474万円)、売上原価13億3500万円(同11億3500万円)で、前期の6900万円の赤字に対し1億4500万円の黒字となった。老朽化が進み、建て替えの必要に迫られている工場について松林社長は「従業員の安全や安定操業など設備の老朽化に伴うリスクは高まっているが、早期の実現は現時点では難しい」と説明した。

 第60期の製糖は、2020年12月9日から21年4月22日までの135日間(前期130日間)で平年並み。収穫面積は前期比40㌶増の1336㌶だった。特に春植が前期の135㌶に対して202㌶と大幅に増え、作型体系は株出が3期連続で600㌶を超え、主流が夏植から株出へと移行した。

 生育概況は、梅雨明け後に軽度の干ばつに見舞われたが、生育期間を通して適度な降雨があったことや台風による大きな被害がなく、平年を上回る単収となり、買い入れ甘しゃ量は8万5658㌧となった。

 品質は、9月以降、台風の接近がなく、成熟期の11月には少雨で適度な日照時間があったことで順調に登熟。最終甘しゃ取引糖度は14・49度となった。

 製糖期間中、安定した原料搬入と工場運転が進んだことで工場運転のエネルギー効率が上がった反面、ボイラー燃料として活用していたバガスが大量に余り苦慮した。松林社長は「余剰バガスは敷料などの利用価値があるので畜産農家を中心に販売したが、より安定した余剰バガス処理と有効活用に向け取り組む」と説明した。

 社長以外の取締役と監査は次の通り。▽常務取締役=多宇弘充、西村剛志▽取締役=赤嶺ミドリ、佐藤裕、中祖一夫、石垣信治▽監査=前原博一、大津吉弘

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