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県立学校の学生寮再開 県教育庁

群星寮の受け入れも再開され、離島出身の生徒が戻っている=那覇市、(2015年11月23日撮影)

群星寮の受け入れも再開され、離島出身の生徒が戻っている=那覇市、(2015年11月23日撮影)

濃厚接触生徒支援も

 県教育庁は10日、新型コロナウイルスの影響により夏休み明けから県立学校の学生寮(寄宿舎)に戻れなかった児童生徒の受け入れを全面再開した。学寮を利用するのは主に離島出身の生徒ら。県立高校に通う離島出身の一部生徒は、今週から寮に戻り学校の対面授業に参加している。また県は入寮者の支援策として、入寮時、濃厚接触者になった生徒が一時的に退寮をせざるを得ないため、ホテル等の宿泊施設で待機・療養する場合に限り宿泊費を1泊当たり上限9800円補助する。

 教育庁は8月19日付で、濃厚接触になった寮生を学校のある島内の保証人宅で引き取りできない場合、入寮を控えるよう児童生徒や保護者らに協力を依頼。

 背景に県内で新型コロナ新規陽性者が急拡大し、自宅療養者が増加する状況があった。宿泊療養施設は逼迫し、無症状の寮生を優先して同施設に入所させる保証もなかった。濃厚接触者は寮を出て自宅待機になるが、同庁は石垣島や沖縄本島に身元引受人がいない寮生の行き場が失われることを懸念、入寮控えを促していた。

 9月に入りコロナ流行はピークを越え、宿泊療養施設の確保が見込めたことで方針を転換。身元引受人の引き取り可否にかかわらず、受け入れを再開した。

 現在、県立離島児童生徒支援センター(愛称・群星寮、那覇市)には八重山から23人が入寮。教育支援課によると、2学期は7日時点で8人が戻っている。

 八重山3高校と八重山特別支援学校の学寮生徒数は竹富・与那国両町、石垣島北部、県外などから計110人。15日時点で94人が入寮。残り16人は台風14号の影響や感染リスクへの不安などさまざまな理由で戻れていない。

 同庁の方針で、感染の不安により児童生徒や保護者から入寮しない申し出があれば、欠席ではなく出席停止扱いとする。学習支援はオンライン等で行う。

 県は今後も同様の事態が起きることを想定。寮生が濃厚接触者になると、一時退寮でPCR検査を受検、結果が陰性でも2週間の自宅待機が義務付けられている。引き取り手がない生徒は、自身でホテルなどに滞在することを余儀なくされるため、宿泊費は県が補助する。食事や身の回りの世話で保護者が渡航する際の費用、宿泊費も補助対象。

 補助事業申請の手続き方法は調整中だが、掛かった費用は事前に当事者が前払いし、領収書などを提出して償還する方針。

  • タグ: 新型コロナ学生寮
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