「聖紫花の杜」で11人感染 入所者ら、全員2回接種
- 2021年09月15日
- 自然・科学
医療法人上善会(橋本孝来理事長)は14日夜、介護老人保健施設「聖紫花の杜」(野村義信施設長)で入所者7人と介護職員4人の計11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同会運営のかりゆし病院では昨年10月、入院患者ら40人規模のクラスターが発生しており、上善会施設で2例目となる。
感染が分かったのは70代1人、80代4人、90代1人、100歳代1人の入所者7人と20代1人、30代2人、40代1人の介護職員4人。いずれも軽症か無症状という。全員が2回のワクチン接種を済ませていた。
上善会によると、20代の介護職員が13日、体調に違和感を感じたことから八重山病院を受診、PCR検査で陽性が判明した。同施設では始業前に職員らの体温を測っていたが、陽性が判明する前日の12日までは同職員に異常は見られなかったという。
陽性者判明を受け14日、聖紫花の杜2、3階にいる100人にPCR検査を実施。入所者7人と介護職員3人の陽性が分かった。
施設では面会禁止措置を取っているほか、職員も勤務先と買い物以外は外出などを控えており、感染経路は不明だという。
集団感染を受け、上善会は20日まで1階の通所施設の利用を停止。15日と20日に職員全員のPCR検査を実施し、感染の広がりがないことが確認されれば21日から再開する予定。
野村施設長は「ご家族の方や利用者に不便をおかけするが5日間、デイケアを休止する」と話した。
かりゆし病院の境田康二院長は関連施設2例目の集団感染について「手ごわい相手だが、陽性者が高齢者にもかかわらず、ほとんどが無症状で重症化が防げている。ワクチンの効果だ」との見方を示した。
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