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飲食店4割、時短応じず 協力金給付遅れが拍車

緊急事態宣言発令から100日以上たち、午後8時以降も営業する飲食店も4割に上っている=10日夜、美崎町

緊急事態宣言発令から100日以上たち、午後8時以降も営業する飲食店も4割に上っている=10日夜、美崎町

石垣市内美崎町など 緊急宣言、弱まる実効性

 石垣市内では、新型コロナウイルス緊急事態宣言に伴う国や県の要請に従わず午後8時以降も営業する飲食店が増えている。八重山毎日新聞社が美崎町などで調査を行ったところ、4割が時短営業をしていなかった。飲食店などは酒提供停止と時短営業を求められているが、協力金の給付遅れが通常営業への移行に拍車を掛けており、緊急事態宣言の実効性を弱めている。

 調査は10日、美崎町とユーグレナモールの2地点で営業している居酒屋やバーなど44店舗を対象に午後6時30分~午後7時、午後8時30分~午後9時の2回に分けて実施した。その結果、全体の40・9%(18店)が午後8時以降も営業していた。

 店舗前に「時短営業」や「酒提供停止」を掲げる店は全体の56・8%(25店)、未掲示43・2%(19店)。未掲示店の68・4%(13店)が午後8時以降も営業していた。一方、掲示店でも20%(5店)が午後8時以降も営業中だった。

 時短等掲示店の中には、午後8時30分以降も店内に客がいる状態が複数確認できた。県の緊急事態宣言Q&Aによると、時短営業は「夜8時までに営業を終了し、すべての客が退店」した状態を指す。

 酒を提供する通常営業への移行は、時短協力金の支給遅れが要因の一つとなっている。これまで時短営業に協力してきた居酒屋店主は「5月以降の協力金がいまだ入らない。手元に現金がなく、10月の給料も払えない」と要請に従わない理由を語る。

 5月に緊急事態宣言が発令された当初、観光客や住民は酒提供する数店舗に集中したが、現在は酒提供店が増えたことで客も分散。調査時の10日は、県の延長が決定した翌日の金曜日。酒提供店では終始満席に近い状態だった。道路上では、酒に酔って大の字で寝る人も。民謡居酒屋ではショータイム時に合わせるように観光客が入店し、にぎわいをみせていた。

(玉津盛昭記者)

  • タグ: 新型コロナウイルス緊急事態宣言時短
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