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台風14号 「直撃恐れ」に不安高まる

木製の防風戸を補強する市民=11日午前、石垣市大川

木製の防風戸を補強する市民=11日午前、石垣市大川

与那国町、2カ所に避難所開設

 数年ぶりに大型台風直撃の恐れがある与那国町内では11日、町民らが台風対策に追われた。同島観測史上1位の最大瞬間風速81・1㍍を観測し、住宅倒壊や電柱折損など甚大な被害をもたらした2015年9月28日の台風21号をほうふつとさせ、島内では「本当にやばい」と不安が高まっている。同町は12日午前7時までに町内2施設で避難所を開設する。

 畜産業の男性は「6~7年ぶりに被害が出る可能性がある」と恐怖を感じる。牛舎での対策も進めているが、台風が勢力を維持した場合は「牧場がふっ飛ぶ」と予測。「小屋は危険だ。人が立ち入れる限界まで給餌して牛を小屋から出したい」と話した。

 町は10日、対策本部を設置、防災無線やアプリ「ライン」で防災情報を町民に周知している。12日午前7時から、祖納の与那国町保健センターと久部良の多目的集会施設に避難所を開設する。各施設でそれぞれ50~60人収容可能。新型コロナウイルス対策としてエリアごとにパーテーションで仕切る。 

 総務課の担当者は「台湾と与那国の間を通る。南東の風は一番強いと言われるコースだ。大型台風の直撃なので避難者も多いと思う」と警戒する。

 一方、石垣市内では防風戸の補強や防風ネットの設置など台風対策を行ったり、スーパーで食料品を大量に買い求める市民の姿がみられた。

 木製の防風戸をネジで補強する60代男性は「今回は吹き返しの風がきつそう。早めに対策をしておかないと迷走でもしたら被害が大きくなるだろう」と不安げ。

 市内スーパーではカップラーメン、乳製品、パンなどの陳列棚が空っぽに。段ボール箱に食料品などを詰める80代女性は「5、6年前の風速70㍍吹いた台風を思い出す。乳製品が欲しかったので、早めにスーパーに来た」と話した。

 美崎町、ユーグレナモールには食事や買い物を楽しむ観光客も。台風の勢力によってはスーパーやコンビニが臨時休業になることを知らなかったという20代男性は「12日はホテルでゆっくりする予定。食事は付いてないので、今日のうちに買い出しをしなければ」と驚いた様子だった。

  • タグ: 台風14号与那国町避難所開設
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