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救急出動、前年比85件増 コロナ搬送影響か

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救急医療週間

 9月9日の「救急の日」を含む1週間は「救急医療週間」(9~15日)。石垣市消防本部の救急出動件数は8月末時点で前年比85件増の1737件に上っている。新型コロナウイルス感染拡大による郡内の陽性者数増加に伴い、出動件数が増加したとみられる。救急搬送人員も同様に前年比130人増の1574人に上っている。

 事故種別では、脳卒中や心筋梗塞などの「急病」が1003人(63.7%)と最も多く、次いでけがなどによる「一般負傷」が245人(15.6%)、離島からの搬送を含む「転院搬送」が203人(12.9%)となっている。

 同部によると、今年は外傷事故や水難事故、重度熱中症などの搬送に加え、コロナ疑い患者を含む陽性者の搬送が増加傾向にある。

 離島からの搬送を含む「転院搬送」件数は前年比45人増となっており、竹富・与那国町からの新型コロナ陽性者の搬送が、今年の救急搬送件数を押し上げているという。

 与那国町役場によると、今年の同町の救急搬送(9月8日現在)は35件で、うち11件(31.4%)がコロナ搬送だった。

 県内では新型コロナ患者の搬送によるものと思われる救急隊員の感染も確認されており、救急隊員の標準予防策の徹底が求められている。

 一方、2020年の救急出動件数は前年比121件減の2498件、搬送人員は前年比110人減の2191人だった。コロナ感染拡大による外出自粛で交通事故や一般負傷が減少したためと見られる。

 年齢別構成比では65歳以上が全体の57.4%と最も多く、18~64歳が同35%、17歳以下が7.6%となっている。

 急を要しない不搬送は307件あった。1日の平均出動件数は7件で、現場到着所要時間は9.7分、病院収容所要時間は33・2分だった。

 新城剛消防長は「市民の応急手当ての実施が確実に増えている。市民と消防の連携を強化し、突然の心停止などから救える命を確実に救えるように、さらに努力していきたい」と述べた。

 例年開催している石垣市消防本部での開始式は、新型コロナの影響で取りやめとなった。

  • タグ: 救急医療週間石垣市消防本部
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