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石垣島唯一の製糖工場として、1961年の

 石垣島唯一の製糖工場として、1961年の創立から60年間、島の基幹産業を支え続けて来た石垣島製糖が6日で創業60周年の節目を迎えた▼台風常襲地の石垣島にとってサトウキビは、過去に幾度となく干ばつや台風被害を受けながらも農家の生活を支え続けてきた災害に強い換金作物。原料運送など他産業への波及効果も大きく、糖業は地域経済を支える重要な基幹産業の一つだ▼石糖の企業理念は「農家と共に歩む」「糖業立島」。農家と車の両輪として糖業を支え、営農指導や肥料への補助、施設の増設、更新など、企業努力を重ね糖業振興を図ってきた▼石糖が直面する課題は施設の老朽化。現在の建屋での施設更新は厳しく、古い機械は部品がないなど、綱渡り状態が続いているという▼老朽化対策で計画されているのが工場建て替え。総事業費は約270億円とされ、国の補助事業を活用しても、2割(54億円)の自己負担が生じる。同社の松林豊社長は「1割負担なら何とかなる」というが、残り1割が課題となり、暗礁に乗り上げた状態だ▼だが、操業への影響は、農家所得に直結、島の基幹産業を揺るがしかねない。糖業、農家の生活を守るためにも、新工場建設は不可欠。特例措置に関係者一丸となった取り組みが求められる。(下野宏一)

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