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12日解除、諦めムード 緊急事態宣言

緊急事態宣言中にも関わらず8月は多くの観光客が来島した=8月1日撮影、南ぬ島石垣空港ロビー(資料写真)

緊急事態宣言中にも関わらず8月は多くの観光客が来島した=8月1日撮影、南ぬ島石垣空港ロビー(資料写真)

秋の大型連休にも影響か

 5月23日に発令された国の緊急事態宣言は、2回の延長を経て約3カ月が経過した。観光シーズン最盛期の8月は、宣言中にも関わらず一定数の親子連れが石垣島に来島、9月を迎えピークが過ぎた。政府内で緊急事態宣言の延長も取り沙汰されており、観光関係者から9月12日の解除に諦めムードが漂う。さらに延長される場合、最大9連休のシルバーウィークにも影響が出そうだ。

 ダイビング業界では8月、例年同月比で半分ほどの観光客が来店したが、本土の盆期間が終了すると利用客が減少。同業界は通常、7~9月が繁忙期で年間収入の7割を占める事業所も。繁忙期で稼いで閑散期の冬場を乗り切る経営が一般的という。

 「12日解除は無理だろう」と話すのはダイビング業の男性。リピーター客は延長や解除を確認して来島する傾向もあり、延長した場合の影響が大きいと見込む。最終的には秋~冬の修学旅行が頼みの綱だ。

 万が一にも解除された場合、期待は大きいが不満もある。同男性は「解除したら観光客は来ると思うが、昨年のGoToほどではないだろう。観光を刺激する施策が必要だが期待感もゼロ」と嘆く。

 ホテル業界は8月の繁忙期後、一般的に稼働率が下がる傾向にある。あるホテルによると、新型コロナウイルス禍以前の19年9月、GoToトラベル期の20年9月と比較した場合、ことし9月の予約状況は平年並みの稼働40%台。シルバーウィーク期間も大きな変化は見られないという。

 ただ、緊急宣言が延長となる場合、予約状況は客判断となりキャンセルが入る可能性も。担当者は「観光客が入らないと島が潤わないので、できることなら解除してほしい」と願う。

 市観光交流協会の担当者は「シルバーウィークがある9月は7~8月のピーク時より下がるが、ダイビングには良い時期。仮に宣言解除されても、衛生管理マナーは続けないといけない」と呼び掛けている。

 県に発令された緊急事態宣言は当初、6月20日に解除予定だったが、7月11日、8月22日、9月12日と随時延長されている。

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