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明石―平野間で整備完了 平久保半島エコロード

明石―平野間で路面が改修され、普通車でも通れるようになっている平久保半島エコロード=8月17日

明石―平野間で路面が改修され、普通車でも通れるようになっている平久保半島エコロード=8月17日

特殊な構造で補強された路面

 石垣島平久保半島東海岸で計画されていた石垣市の平久保半島エコロード事業は、2020年度内で明石―平野間10㌔で整備が完了した。東海岸未舗装市道を改変することなく環境共生型道路に改良するもの。悪路が解消され、普通車でも通行ができるようになっている。貴重な自然環境を保全しながら観光や体験学習などを通した有効活用が期待される。

 同地域が西表石垣国立公園に入っているため、整備に当たっては環境省の国立公園区域での道路整備に関する取り扱いを順守。自然環境を保全しつつ良好な景観の改変を最小限にとどめるため道路幅員の拡幅を行わず、車両のすれ違いが困難な区間については待避所を設置するなどの対応にとどめた。アスファルト舗装はしていない。

 平たんな箇所では蜂の巣状のセルに土や砕石を入れて固めるジオセル路盤構造による補強、急斜面の箇所にはコンクリート舗装、河川には排水構造物の設置などを実施した。

 エコロードは伊原間から平野までの総延長13.6㌔。都市建設課によると、伊原間―明石間3.6㌔については整備していないが、畜産担い手育成総合整備事業による草地造成や土地改良事業による畑地かんがい施設整備が予定されていることから、これに合わせて整備を検討する。その間はこれまで通り必要に応じて維持管理に努めるとしている。

 市は2015年5月、平久保エコロードの基本構想・基本計画を策定し、作業を進めてきた。総事業費は1億8500万円。

 平久保半島には▽世界最大のハマサンゴの津波石で国の天然記念物に指定されているバリ石▽長さ200㍍、幅30㍍に及ぶ大規模な明石アオサンゴ群集▽神聖な御嶽林の安良御嶽のハスノハギリ林▽かつての安良集落と平久保集落を結んでいた生活道のヤッサクイツ(安良越道)▽国内では石垣島のみに自生する国の天然記念物ヤエヤマシタン―などが残る。

  • タグ: 平久保半島エコロード明石―平野間
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