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21年度しまくとぅば功労者 八重山から1個人1団体

15年かけて発刊した「西表方言集」を手にほほ笑む前大用安さん=29日午後、西表祖納

15年かけて発刊した「西表方言集」を手にほほ笑む前大用安さん=29日午後、西表祖納

ことし作製した日めくりを手に笑顔を見せる白保村ゆらてぃく憲章推進委員会の委員ら=29日午後、白保

前大さん、白保ゆらてぃく推進委

 前大さんは定年退職後、15年にわたって西表島祖納方言の収集、研究を行い、2002年に7600語あまりを収録した「西表方言」を発刊。03年には八重山毎日文化賞奨励賞を受賞した。

 このほか祖納、干立青年会などに方言指導を行うなど継承活動に尽力。童謡を翻訳する活動にも取り組み、20年に行われた「第1回竹富町シマムニ発表会」では地域に伝わるわらべ歌を披露するなど普及を続けている。

 前大さんは受賞に「身に余る光栄」と感激、「若い頃から何とかして残したいという思いが強かった。もう年が年なのでこれまでのような活動は難しいが、西表の言葉が後世に残ることを願う」と思いを語った。

 白保村ゆらてぃく憲章推進委員会の方言アヨー学習部会(宮良松三部会長、17人)は「白保の文化を守り、未来につなげます」を活動方針に掲げ、白保方言(しぃさぶむに)の保存・継承に取り組んでいる。会員による勉強会開催のほか、小・中学校での方言講座やとぅばらーま大会に応募する歌詞の指導、助言を行うなど地域に根ざした普及活動を行っている。

 また昨年からは大濱晧文化振興基金を活用し教材作りをスタート。ことし5月に日めくりカレンダーを作製、今後はカルタ作りなどに取り組んでいく予定。

 金嶺会長は「思いがけない大きな賞をいただき恐縮。地域、学校、多くの方々の協力があっての受賞なので本当にうれしい。これからも地域の先輩方から話しを聞きながら、子や孫たちに継承していく取り組みができれば」と語った。

 

 「しまくとぅば」の普及に功績のあった個人・団体をたたえる2021年度しまくとぅば普及功労者に八重山から西表祖納の前大用安さん(97)=竹富町教育委員会推薦=と白保村ゆらてぃく憲章推進委員会(金嶺光江会長)=石垣市推薦=が選ばれた。県内では10個人・1団体。県文化観光スポーツ部が27日、発表した。

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