パイン出荷実績 計画達成率は74%
- 2021年08月30日
- 地域・教育
台風などで大幅に下回る
JAおきなわ八重山地区営農振興センターのまとめによると、今期のパインアップルの出荷実績は主要3種のピーチ、ポコット(ボゴール)、ジュワリー(ハワイ種)合わせて93万2478玉となり、計画の126万2580玉に対し74%の達成率となった。1月の寒波のほか、ジュワリーでは7月下旬の台風6号が影響した。出荷計画を大幅に下回ったことから、影響が懸念されていた台湾産パインによる価格の下落などはなかった。
今年の作付面積は、前年の90㌶に対して3㌶増の93㌶。3月10日から8月8日にかけて収穫、出荷された。ピーチは計画の25万玉に対し20万2686玉(前年比21%減)、ポコットは76万玉に対し58万1619玉(同24%減)、ジュワリーは23万玉に対し14万8173玉(同38%減)など。天候の影響が響き、主要種全てで大幅減となった。
近年、寒波や台風被害がなかったことから大玉傾向が続き、出荷量は玉数、重量とも右肩上がりで推移していたが、全品種とも小玉傾向となり、ジュワリーでは収穫期の台風襲来で実の着いた茎が折れる被害が続出した。
8月から10月は2023年産のパインの苗の植え付け期、来年収穫予定のパインの育成期に当たることから、同センターでは秋口の台風襲来を警戒するとともに、中国が害虫の検出を理由に輸入を禁止し、日本市場に流れ込んでいる台湾産パインに対しては「今期は大きな影響はなかったが、今後の動向が全く読めないので引き続き注意を払っていきたい」としている。
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