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まちのコイン「まーる」導入 人と人とのつながり促進

スマホを使って石垣島のまちのコイン「まーる」のやりとりを紹介する関係者=26日午後、石垣市公設市場内

スマホを使って石垣島のまちのコイン「まーる」のやりとりを紹介する関係者=26日午後、石垣市公設市場内

まちのコイン「まーる」アプリのQRコード(左からiPhoneと、Android)

電子地域通貨

 人と人とのつながりを地域の資本(価値)として可視化するために開発されたコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービスの「まちのコイン」が29日、石垣島で県内で初めて導入される。スマートフォンアプリを使って利用する形式で石垣島で使えるコインは「まーる」。利用者はQRコードを介して地域活動に参加するとポイント(まーる)を獲得し、加盟店でポイントを利用することができる。

 まちのコインは、㈱カヤック(柳澤大輔代表取締役)が富の格差や環境汚染といった資本主義が引き起こす問題を解決するため▽地域社会▽地域環境▽地域経済―の各資本を新たな指標にしようと開発したもの。2020年に神奈川県小田原市で導入以来、鎌倉市、福岡県八女市など12地域に広がっている。

 同社はことし5月、子会社カヤックゼロ(同)を石垣島に設立、導入に向けた準備を進めてきた。「まーる」の特徴として▽石垣島ならではの特別な体験▽SDGsに関わる活動を自分ごと化▽島人も、移住者も、観光客も仲良くなれる仕組み▽経済合理性で語れない人の尊厳への気づき―を挙げ、「これまでのお金では体験できなかった石垣の自然、文化、人に触れ、島の魅力を新発見できる」とする。

 ゼロは加盟スポットを募って2万「まーる」を無償配布し、その後も毎月一定のまーるを発行する。利用者はまーるを使ってさまざまな体験ができる。加盟スポットは26日現在、観光業、農業、飲食・小売店、サービスなど34件が登録されている。スポット登録もユーザー登録も無料。

 公設市場内でも登録業者が増えている。このうち㈱石垣島かまぼこでは、揚げたての「じゅうしーかまぼこ」を宣伝したいと購入者に100まーるを贈呈する。市野貴士営業主任は「揚げたてを宣伝するためにまーるをプレゼントする。コロナ禍だが、人とのつながり必要。互いにつながり会えたら」と述べた。

 食品ロスを解消したいと豆乳製品を使ったスイーツを200まーると引き換えに6割引きで販売するハートランドカフェの安部大輔店長は「乳製品は賞味期限が短いので食品ロスもある。少しでも食品ロスの解消ができたら」と話した。

 ゼロは当面、本社の持ち出しで運営していくが、将来的には利用者が「まーる」購入で支払う課金、広告費なども充てていく考え。石垣市の協力も要望していく。

  • タグ: コミュニティ通貨(電子地域通貨)まちのコインまーる
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