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「守れない業者来ないで」 西表海域で利用マナー悪化

サンゴにかかった船のアンカー。サンゴを破壊する恐れが極めて高い=2018年7月、西表島周辺海域(竹富町ダイビング組合提供)

サンゴにかかった船のアンカー。サンゴを破壊する恐れが極めて高い=2018年7月、西表島周辺海域(竹富町ダイビング組合提供)

サンゴの上にアンカー 竹富町ダイビング組合

 【西表】竹富町ダイビング組合(平野正浩組合長、25事業者)が、西表島や鳩間島の周辺海域でダイビング・シュノーケルの営業を行う事業者の利用方法などが悪いとして、ルール順守の徹底を呼び掛けている。西表の海を保全する観点からマナー・ルールを守れない事業者に「西表島に来ないでほしい」と発信している。

 組合によると、ことし7月以降、西表周辺でダイビングをする西表島以外の事業者が多いという。特に、西表と鳩間の間にサンゴのかけらが集まってできた「バラス島」が人気。一方で、船長とスタッフが乗船しているにもかかわらずアンカーを海中に放り投げる業者が散見されている。海底のサンゴを確認しないため、過去にはサンゴにアンカーを引っかけて破損する事例もあった。

 同組合では、環境省監修の下、環境保護のための自主ルールを策定。▽フィンやタンクでサンゴ礁を傷つけない▽アンカーを落とす前に目視で海底を確認し、サンゴや海中生物にダメージを与えない場所にアンカーをうつ▽サンゴの上にアンカーを放り投げたり、投錨後アンカーを引きずらない▽鎖の重みでサンゴを傷つけないよう、アンカーの根元に鎖はつけない▽船長以外のスタッフがいる場合は、必ずアンカー要員として海面にエントリーさせ海底を確認しながらアンカリングをする▽ロープを直接海底の岩などに巻いて固定しない―など20項目の注意事項を定めている。

 平野組合長は今後、コロナ後の観光需要回復や世界自然遺産登録に伴って利用客が増加すると見込む。「もちろんルールを守って営業している店舗もあるが、一部マナーの悪い業者がいる」としてマリンレジャー業界として環境保全の責務を果たすよう訴えている。

 組合の自主ルールは組合Facebookで確認できる。

  • タグ: 竹富町ダイビング組合西表海域
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