八病院が一般外来停止
23日から当面の間 「事故のリスク避けて」
県立八重山病院(篠﨑裕子院長)は23日から当面の間、一般外来を停止する。新型コロナウイルスの感染者急増に伴い、病床確保や重症者への医療提供体制を整えるため3階西病棟を閉鎖し、コロナ病棟対応の看護師らを増員する。妊婦健診、透析、外来化学療法、救急以外の外来は行わないことから、同院は仕事も含め私生活で事故に遭わない行動をとるよう呼び掛けている。
18日時点、同院のコロナ入院患者は20人。重症3人、中等症17人と症状の重い患者を診ている。
コロナ対応の人員を厚くするため、透析など以外は電話診療を中心に行い、今月16日から制限している緊急性が低い検査や手術の延期も継続する。
同院の吉嶺厚生医療部長は、現状の医療体制が新型コロナ流行「第4波」のことし5、6月の状態にあると危機感を強める。「感染拡大のピークが見えない。ここで一番心配なのは救急外来の増加。車の運転、水難、熱中症、屋外作業による事故リスクをなるべく下げていただくよう郡民皆さんにお願いしたい。できればアクティビティーは控えてほしい」と協力を求めた。
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