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キッチンカー増加 コロナで需要高まる

コロナ禍で数が増えているフードトラック=12日午後、石垣市真栄里

コロナ禍で数が増えているフードトラック=12日午後、石垣市真栄里

八重山管内新規参入件数

 食品の調理設備を備えた車両「フードトラック(キッチンカー)」が増加している。八重山保健所によると、自動車営業(飲食店)の営業許可件数はことしに入って13件(12日時点)と昨年の総数6件の2倍に。新型コロナウイルスの影響でテークアウトの需要が高まったことに伴って増えたと見られる。

 フードトラックは移動できる飲食店。イベント会場や公園、最近では市内の駐車場などで見かけることが多い。

 営業には食品衛生法に基づき保健所の自動車営業(飲食店)許可が必要で、事業を継続するには5年毎に更新しなければならない。北部、中部、南部、八重山、宮古のいずれかの保健所で許可を得れば県内どこでも営業が可能となっている。

 八重山保健所が許可した新規件数は2019年1件、20年6件、21年13件と右肩上がり。12日時点で累計は34件に上る。増加の流れは竹富町内にも及び、西表島では珍しい飲食形態として人気を博している。

 同所の担当者は「コロナの影響で客席を設けず飲食を提供し、対面が極力少ないキッチンカーが増えている」と分析。昨年から同所へ営業に関する問い合わせも増加傾向にあるという。

 路面店舗に比べ開業コストを抑えられるという利点が新規参入に門戸を広げているようだ。一方、客が分散化し、以前よりも売り上げが下落する店舗も出ている。

 昨年5月、石垣島に参入したたこ焼き専門の「Kitcheriやいた郎」は地元住民を固定客に営業しているが、今年の売り上げは昨年の半分にまで減少している。

 オーナーの大綾子さん(37)は、フードトラックの数が増えたことに加え居酒屋などもランチ営業を始めたことを要因に挙げ、「数が多すぎてこのままだと潰れるキッチンカーも出てくると思う。とても苦しい状況」とこぼした。

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