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展示替えで新たに約40点 貴重な考古・染色資料

展示替えされた染色資料に見入る来館者=14日午前、常設展コーナー

展示替えされた染色資料に見入る来館者=14日午前、常設展コーナー

登野城遺跡から発掘された勾玉とビーズ

パナリ焼きの人形片

八重山博物館

 石垣市立八重山博物館(砂川栄秀館長)はこのほど常設展の考古・染色資料の展示替えを行った。考古では最近の発掘資料の成果を取り入れて復元した土器・陶磁器のほか銅製品、勾玉とビーズ、陶製の人形など、染色では女性用礼装とされたスディナ衣装や1870年代に中国から持ち帰ったとされる防寒着など貴重な資料約40点を新たに展示している。

 考古資料は約35点。嘉良嶽東貝塚から出土した「銙帯」(丸鞆)は帯の金具。無土器期(約2000~900年前)の後半から新里村期(900~800年前)にかけての出土品で、八重山諸島の対外交渉の可能性を示す資料として貴重。

 登野城遺跡から発掘された勾玉とビーズは中森期(600~400年前)のもので、幼児の人骨の首周辺から出土しており、副葬品とみられる。同遺跡から出土したパナリ焼きの勾玉も展示されている。パナリ焼きを作っていたパナリ期(400~100年前)のもので、パナリ焼きの勾玉が地層から発見されたのは初めてという。ほかに陶製の人形もある。

 染色は5着。うちスディナは、八重山で明治後期頃まで女性用の礼装として着用されていた二部式衣服の上衣。胴衣(綸子衣装)は、長興姓9世豊川善庸(1812~1910年)が明治4年(1871年)に首里に向かう途中に遭難し、3年後に中国から帰島した際に持ち帰ったと伝われる防寒着となっている。

 博物館の開館は午前9時から午後5時。月曜日は休館。常設展は大人200円、中学生100円、小学生は無料。無料のロビーには、草木を使った昔のおもちゃや民具なども展示されており、「夏休みの宿題のヒントに」と呼び掛け、来館の際には新型コロナウイルス感染対策への協力を求めている。

  • タグ: 八重山博物館展示替
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