与那国町長選告示 新人3人が立候補
- 2021年08月04日
- 政治・行政
【与那国】任期満了に伴う町長選は3日告示され、前町議会議長の前西原武三(67)=自民公認、公明推薦=、元町議の池間龍一(70)=無所属=、元議長の糸数健一(67)=無所属=の新人3氏が立候補し、22年ぶりとなる三つどもえの超短期決戦が始まった。3陣営は投開票日までの5日間、総動員で集票合戦を展開する。(7面に政策、9面に関連)
同選挙では前西原氏が現町政路線の継続を訴え、池間、糸数両氏は転換を強調する。町政の継承か刷新かが焦点となる。主な争点は過疎化対策、経済対策、自衛隊与那国駐屯地の強化・拡大への対応など。
町議会議員の支持状況は前西原氏に保守与党3人、糸数氏に野党の革新2人と保守2人、保守系与党1人の計5人。前西原、糸数の両氏が自衛隊票を含む保守票をめぐって激しい票固めを展開している。革新票は糸数、池間の両氏で割れている。
3陣営はこの日、立候補の届け出を行った後、祖納の選対本部前などで出陣・出発式を実施。支持者に見守られながら選挙運動を開始した。
町選管によると有権者数は8月2日現在、1326人(男727人、女599人)。期日前投票は4日~7日まで祖納の町構造改善センターで午前8時30分から午後8時まで行われる。
前西原武三(まえにしはら・たけぞう)氏。1954年2月26日生まれ。久部良出身。八重山農林高校卒。90年から町議選8期連続当選。6、8期目は議長。町長選出馬のため、7月に町議を辞職。
池間龍一(いけま・りゅういち)氏。1950年10月15日生まれ。祖納出身。日本大学中退。86年の町議選から3期連続当選後町役場勤務。与那国民俗資料館館主。
糸数健一(いとかず・けんいち)氏。1953年8月18日生まれ。祖納出身。東京理科大学中退。06年から3期連続当選。3期目は議長。17年町長選出馬のため、同年に町議を辞職。
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