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漂着ごみが商品に 高校生が企画、販売へ

CFを活用して漂着ごみを商品に加工した「島そうじプロジェクト」の高校生ら=18日午後、登野城

CFを活用して漂着ごみを商品に加工した「島そうじプロジェクト」の高校生ら=18日午後、登野城

完成したコースター(上)とキーホルダー。コースターには同塾のロゴになっている島の偉人・大濱信泉氏、キーホルダーにはミンサー柄をあしらった

市公営塾

 「海とゴミ」をテーマに活動する石垣市公営塾(共同代表・住吉優氏ら)の高校生がクラウドファンディング(CF)で募った資金を活用して専用機械を製作、ペットボトルキャップをコースターとキーホルダーに加工した。商品は今後、南ぬ島石垣空港の売店で販売する予定。

 ビーチクリーンを主宰する同塾の「島そうじプロジェクト」は海洋ごみの認知度を高めるため2020年度、プラスチックごみを粉砕して再加工するオランダ発祥の企画「プレシャスプラスチック」に挑戦。

 同8月22日~9月22日までの1カ月間、専用機械をそろえるためCFを実施し、期間内に目標の135万円を超える242万2000円の支援が集まった。

 資金は主にボトルキャップを破砕する粉砕機と、プラスチックを溶かして型を作る射出成形機に充てた。機械組み立てや加工は、生徒のみで行う予定だったが、地域の鉄工所やエンジニアの力も借りて完成させた。

 商品の素材に使うボトルキャップは、海岸清掃と地域住民から寄せられたもの。同塾によると、完成したコースターなどは8月末ごろ石垣空港の売店で販売する予定。

 商品加工の報告会が18日、登野城の作業所で行われ、高校生7人が作業を実演し、キーホルダーを作った。

 リーダーの奥濵寿虹さん(八重山高校3年、17)は「自分で拾ったフタが、コースターやキーホルダーに形を変えられて感動している。環境にいいことをしている充実感と、成長できた満足感がある」と笑顔を見せ、漂着ごみの減少を願った。

 機械担当の清水耀史君(八重高2年、16)は「ごみからすごいことができることを知ってほしい」、広報担当の仲筋慶君(八重高3年、17)は「1人ではできなかった。いろいろな人の助けがあって環境が変わる」と目を輝かせた。

 住吉共同代表は「自分の行動と考えの一歩を踏み出すことで社会にインパクトを与え、地域を動かせることを実感できたと思う」と話した。

 市公営塾は自律型人材の育成を目標に掲げ2018年に設立された。

  • タグ: 石垣市公営塾島そうじプロジェクト
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