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米原海岸で密漁 宣言下

観光客グループが使っていたモリ=5月30日(花城康志さん提供)

観光客グループが使っていたモリ=5月30日(花城康志さん提供)

車内から見つかった生きたままのサンゴ=5月24日(花城康志さん提供)

利用ルール徹底呼び掛け

 良好なサンゴ礁生態系が広がっていることから2007年に西表石垣国立公園に指定された米原海岸。アクセスの良さから年間約40万の人々が訪れ、シュノーケリングなどを楽しんでいたが、感染拡大が止まらない新型コロナウイルスの影響で利用者が少ない中、5月23日、県内に出された緊急事態宣言でさらに人影が減った。その翌日の24日、人目を盗むように密漁が行われた。環境省のパークボランティアとして付近の見回りなどをする花城康志さんは「貴重な生き物が生息している。一部に心無い人がいる。ルールを守ってほしい」と訴える。

 米原海岸は、環境省のサンゴ礁生態系保全行動計画の重点課題「サンゴ礁生態系における持続可能なツーリズムの推進」のモデル地域として全国でもあまり例のない一歩踏み込んだ利用ルールを定めており、2020年7月から▽野生の生き物を捕らない▽サンゴを踏まない▽野生の生き物にエサを与えない▽モリや水中銃を使わない▽環境に優しい日焼け止めを使う▽遊泳時にはライフジャケットやウエットスーツを着用する―などを利用者に求めている。

 今回、密漁が発覚したのは緊急事態宣言翌日の5月24日早朝。海岸の地元利用者から密漁者がいると連絡を受けた花城さんが海上保安庁や環境省など関係機関に連絡し調べたところ島内在住の男性がサンゴを保持していたという。

 6日後の同30日には、観光で訪れた20代後半と思われる8人グループのうちの6人がモリを使って泳いでおり、花城さんが注意したところ威圧的な態度をとられ緊急性を感じたことから八重山署など関係機関に通報した。

 花城さんは「ルールが浸透し、一般客のマナーは向上しているが一部に心無い人がいる。米原の素晴らしい自然は地元が一丸となって守り、次の世代に残していかないといけない」とルールの順守を呼び掛けた。

  • タグ: 米原密漁
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