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うちなー方言の「わんからわんから」は

 うちなー方言の「わんからわんから」は「われ先に、自分から」の意▼新型コロナウイルスの「第4波」が猛威を振るうなか、高齢者ワクチン接種が全国で始まった。ふたを開ければ都市部では「予約できない」と悲鳴があがる一方、地方では首長が高齢者に先駆けて接種を受けるなど「わんから接種」の様相だ▼医療従事者用のワクチンが余り「廃棄を避けるため」とか、集団接種会場の設置責任者であることから「首長は医療従事者に準じる」との説明もあるが、予約だけでも疲弊する高齢者にやましくないか、後ろめたくないか▼背景に菅総理の政権戦略が見え隠れする。五輪・パラ大会開催を念頭に9月完了の予定だった高齢者接種を7月に前倒し、東京などで「1万人接種」計画などとぶち上げた。居住地を離れ電車で都心に集結することはかえって危なくないか▼「1万人」を押し付けられた河野大臣は、運営する「自衛隊次第」と言い放ち、丸投げと批判された。国会では65歳以上の国会議員対象の集団接種を検討している▼いち早く接種を受けることで感染を逃れたい、安心感を得たい。誰も皆同じだ。一般国民は「わんから」できず不安のただ中にある。命を守るのに特権が許されるのか。公選職は住民より「わんから」を優先していいのか。(慶田盛伸)

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