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「まん防措置」始まる 時短要請で街は閑散

罰則付きの時短営業期間が始まった。閉店直後の午後8時、帰宅する人々であふれたが午後8時30分過ぎには閑散とした。深夜まで営業する飲食店に入る人の姿も複数あった=12日夜8時30分過ぎ

罰則付きの時短営業期間が始まった。閉店直後の午後8時、帰宅する人々であふれたが午後8時30分過ぎには閑散とした。深夜まで営業する飲食店に入る人の姿も複数あった=12日夜8時30分過ぎ

「まん延防止等重点措置」指定に伴い、飲食店では時短営業の看板を掲げて対応した=12日午後、美崎町

石垣市内飲食店

 新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が12日から石垣市も対象に追加され、飲食店などでは罰則付きの時短営業要請期間が始まった。午後8時を過ぎると店舗が閉店し始め夜の街は閑散とした。時短営業の一方、通常営業を継続する店もあるなど判断が割れている。市内では9日連続で新規感染が確認されており、31日までの重点措置期間中に感染拡大を抑えることができるかがポイントとなる。

 時短要請に応じた際の県の協力金は、全期間実施した場合に60万円以上が支給される。中小企業は売上高に応じて1日3~10万円、大企業は売上減少額の4割で1日最大20万円の支給。県感染症対策課によると、石垣市内の重点措置対象は764店舗。

 「数字が合えば閉めたいが、心苦しいところだ」。美崎町のある居酒屋では、協力金を得ても経営的に赤字なるとしてスタッフの雇用維持のため深夜までの通常営業を続けていたが、新規感染者数が増加する場合は時短・休業も視野に入れる。担当者は「きのう(11日)まで『しばらくは自粛だから飲む』という客がいて、いつもより来店が多かった。きょうからガクッと減ると思う」と話す。

 前日までほぼ満席だったという別の居酒屋では時短営業を開始した。通常は飛び込み客が多いが、予約も5~6件入る。時短初日はキャンセルが入り、予約は1件のみ。スタッフの男性は「開けたら客は入るが、売り上げより感染防止を優先した。地元客の動きはなくなるだろう」と予測する。

 同措置では大規模施設への時短協力要請もあり、休業面積1000平方㍍ごとに1日20万円など給付要件がある。ただ、県は「国の詳細な通知待ち」として市内で対象となる施設件数を把握していない。

 市内唯一のボウリング場「あやぱにボウル」は施設面積約1800平方㍍だが、県の資料では対象施設に「ボウリング場」との記載がない。このため県ボウリング場協会の方針が発表され次第、時短営業の可否を決める。ボウリング場が協力金の対象になるかも不透明で、担当者は「周りが時短しているのに、うちだけ開けていいのか不安はある」と困惑気味だ。

 違反営業店舗への罰則は、委託業者が違反店舗を確認した後、期間中に県職員が確認する。要請に応じない店舗には行政指導の事前通知を行う。それでも時短しない場合は、行政処分として県ホームページでの店名公表、裁判所への通達、裁判所判断で科料が決まる。県よると、12日時点で県内で店名公表や裁判所通達に至った事例はない。

  • タグ: まん延防止等重点措置新型コロナ
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