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西表島が世界自然遺産に登録されるのがほぼ

 西表島が世界自然遺産に登録されるのがほぼ確実となった▼国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際自然保護連合(IUCN)が10日、国が推薦した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」を「登録は適当」と勧告した。7月16日からオンラインで開催されるユネスコの世界遺産委員会で正式に決まる見通しだ▼推薦地区にはイリオモテヤマネコやヤンバルクイナ、アマミノクロウサギに代表される数多くの希少種が生息。その生物多様性が高く評価された▼3年前にはその希少種を保護するための対象地域を包括的に指定できていない、などとして「登録延期」の勧告を受けた。国が推薦を取り下げ、指摘箇所を見直した上で、推薦書を再提出した経緯があり、3年ごしとなる登録勧告に関係者も喜びはひとしおだろう▼だが、手放しで喜べない部分もある。登録されることで、そこを訪れる観光客が増えることが予想される。それが、自然やそこに住む人々の生活に負荷をかけることになってはならない。IUCNもその点を懸念し、観光客の上限設定や希少種の交通事故対策の必要性を指摘している▼さらに、登録されることで、指定区域への立入や狩猟など、どこまで制限されるのか。不安を抱える住民に十分な説明が必要だろう。(下野宏一)

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