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マイナス1度の物流方式構築 「石垣マグロ」のブランド化へ

長期保存が可能な専用冷蔵庫に保管されているキハダマグロ=7日午後、ヤエスイ合同会社

長期保存が可能な専用冷蔵庫に保管されているキハダマグロ=7日午後、ヤエスイ合同会社

ヤエスイ合同会社 長期の鮮度保持可能に みらい基金で設備導入

 八重山漁協所属のマグロはえ縄漁船の船主7人らでつくるヤエスイ合同会社(具志堅用治代表)=石垣市字石垣=がこのほど、一般社団法人農林水産業みらい基金約1億円を活用して専用の冷凍設備などを導入した。漁獲直後から消費者に届くまで途切れることなくマイナス1度の低温に保ち、広域流通や長期保存が可能となる物流方式「マイナス1℃のコールドチェーン」を実現した。「石垣マグロ」の安定供給とブランド化を目指す。

 同社は「離島のみならず、へき地における新たな取り組み方としてモデル事例になると確信している」として「産地が消費地と連携し利益を産地に誘導する事業」を同基金の助成事業に申請、昨年12月16日に採択された。これまで市役所第2駐車場前の店舗に専用装置の整備を進めてきた。

 冷蔵庫はマイナス2度を保ち、電流を使って凍結させない専用装置。オゾン除菌脱臭装置も備えている。保存期間を長くでき、熟成も進む。

 マイナス60度の急速冷却冷凍装置ではさらに長期の保存が可能となり、専用冷蔵庫で解凍すればドリップと細胞破壊も防ぐことができる。

 6月ごろには、温度マイナス1度と塩分濃度約1%の雪状の氷をつくるシースノーも導入する。

 釣り上げたマグロは漁船で神経締めや血抜きなどの処理がされた後、マイナス1度の魚倉に保管されていることから、今回導入した装置を使うことで鮮度を維持したまま消費者に届けることができる。同社は出荷調整による魚価の安定とブランド化につなげていく。

 具志堅代表は「石垣のマグロは各方面で人気が出ており、それに伴った売り方をしなければならない。専用の装置を使っておいしい石垣マグロを安定供給していきたい。地元のマグロ漁業の下支えができればと考えている」と話す。

  • タグ: ヤエスイ石垣マグロ
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