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崎枝の宝物―山・川・里・海と地域誌 刊行

石垣喜幸館長(右から2人目)らから「崎枝の宝物―山・川・里・海と地域誌」の贈呈を受ける児童生徒ら=6日午後、崎枝小中学校

石垣喜幸館長(右から2人目)らから「崎枝の宝物―山・川・里・海と地域誌」の贈呈を受ける児童生徒ら=6日午後、崎枝小中学校

屋良部御嶽跡を訪れる児童生徒と保護者ら=4月29日(崎枝小中学校提供)

公民館「後世に伝えたい」 児童生徒の地図も掲載

 崎枝公民館(石垣喜幸館長)が崎枝地区の歴史・文化・自然などを分かりやすくまとめた「崎枝の宝物―山・川・里・海と地域誌」を刊行し、崎枝小中学校(嘉良寧校長、児童7人、生徒4人)に6日、30冊を贈呈した。児童生徒が作成した案内マップも掲載するなど地域を挙げて完成させた地域誌となっている。

 「八重山の御嶽 自然と文化」(榕樹書林)の著者で、調査で交流のあった李春子氏(神戸女子大学非常勤講師)から企画提案を受け、公民館が全面協力。資料収集から編集作業まで1年かけて完成させた。小浜島でも同様の地域誌が近く刊行される予定。

 1500年以降の崎枝村の歴史、1914年の廃村、47年の本島・宮古島からの自由移民、57年の小学校開校、61年の中学校併置などの歴史のほか御嶽、豊年祭、屋良部御嶽の跡、崎枝姥の拝所、周辺海岸、文化財、古謡などの項目で構成する31㌻の冊子。

 児童生徒はマップづくりを行い、地域の名称を地図に落とし込み、地区内で確認される動植物の絵と紹介文を書き込んだ。同校は、マップに掲載されているコースを巡る遠足を4月29日に行った。

 贈呈を受けた生徒会長の石垣秋果さん(中学3年)は「いつでも行けると思い、行っていない所がたくさんあった。学校の企画としていいなと思った」、児童会長の森田まるるさん(小学6年)も「初めて行った所が多く、良い体験になった」と話した。

 石垣館長は冊子に「先人たちの想像を絶する苦難の末に築き上げてきたこの崎枝の繁栄を願い、歴史を知り、理解を深めて受け継いでいくことが私たちの使命」とつづり、贈呈式で「これを後世に伝えていきたい」と述べた。刊行を担当した妻の千彩さんは「地域を学ぶ時間に活用してもらいたい」と期待した。

 嘉良校長は「遠足は崎枝を知る良い機会になった。ことしは小学校が創立70周年。中学校は60周年の節目。ふるさとを見つめ直す機会にもしたい。遠足以外でも地域の協力を得ながら子どもたちとともに勉強していきたい。いい資料ができた」と感謝した。

 地域誌は地区内各世帯に1冊無償配布される。220部は700円で販売する。問い合わせは石垣商店(88―2588)。

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