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国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の

 国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の特集展示「海の帝国琉球」では、首里城のことより先に、フルスト原遺跡やオヤケアカハチなど八重山に関する解説が登場する。意外な配列だ。展示コンセプトは、琉球王国中心史観に「物言いをつける」ということだそうである。なるほど、首里城から始まらないわけだ▼フルスト原遺跡はアカハチの居城だったと考えられている場所。1500年、朝貢を拒むアカハチは、尚真王が兵に敗れる。琉球王国と八重山の関係を象徴的に示す事件である▼展示では、琉球王国のことを「海洋国家として東アジア世界に大いに羽ばたく」と書くが、島々に対する「軍事侵攻」を指摘することを忘れていない。これが「物言い」である▼2年前の10月、首里城が焼け、多くの人がニュースにクギ付けになった。台湾では沖縄出身の留学生が募金活動に動き、衝撃の広がりを感じさせた▼そのショックも徐々に冷めつつある。首里城の再建が進む中、琉球王国に対して多様な意味を確認していく営みは意義のあるものだ▼展示会は9日までだが、島から見にいくのは容易ではない。しかし、ご心配なく。同館の公式ウエブでは、展示の概要を詳しく説明したプレスリリースを公開している。黄金週間のステイホームにいかがでしょうか。(松田良孝)

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