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最南端から聖火つなぐ 東京五輪

多くの観客に見守られながら聖火リレーのゴールへと向かう具志堅用高さん=1日午後、舟蔵公園

多くの観客に見守られながら聖火リレーのゴールへと向かう具志堅用高さん=1日午後、舟蔵公園

県内唯一の公道リレー 希望と勇気の道照らす

 八重山の地に初めて聖火が渡った―。全国各地をつなぐ東京2020オリンピック聖火リレー(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会主催)は1日、沖縄県内で始まり、初日は石垣市と名護市民会館周辺特設コースの2カ所で行われた。このうち石垣市では730記念碑から舟蔵公園までの約3㌔のルートで14人のランナーが聖火をつないだ。新型コロナウイルスの影響で他市町村の聖火リレーが中止、無観客開催となる中、県内では唯一公道で行われた。沿道では多くの市民や観光客が感染対策を施しながら拍手や鳴り物、旗でエールを送り、歴史的な瞬間を見届けた。

 (3面に写真特集、8、9面に関連、10面にランナー紹介)

 リレーは午後1時10分、730記念碑をスタート。第1走者を務めた視覚障がい者の平良常さん(84)から聖火がつながると市役所通り、荒引橋などを通過した。14人のランナーは沿道からの応援に笑顔で応えながら、ゴールの舟蔵公園へと足を進めた。

 午後1時48分、最終ランナーの元ボクシング世界チャンピオン具志堅用高さん(65)が公園に入ると集まった約300人の観客が出迎えた。具志堅さんは市内の全小学校から選ばれた児童19人のサポートランナーとともにゴール。特設ステージへと登ると、トーチの火を無事に納火した。

 具志堅さんは「ハーハー」と肩で息をしながら「たくさんの方がお集まりいただき本当にありがとうございます。無事、日本最南端の石垣島で聖火をつなぐことができました。皆さんのおかげです。どうもありがとうございました」と感極まった声で感謝した。

 ミニセレブレーションで中山義隆石垣市長は「東日本大震災から10年目となる節目の年に行われる聖火リレーは、復興の歩みを進める被災地の人々やコロナ禍の中、懸命に闘っている日本全国の人たちに希望と勇気の道を照らしてくれると確信する」とあいさつした。

 納火した聖火は同日中に本島に送られ、7月23日に開会式が行われるオリンピックスタジアム新国立競技場へとつなげられる。また同日、名護市の会場では八重山高校3年の宮根帆音さん(17)、八重山戦争マラリア遺族会事務局長の唐眞盛充さん(69)がランナーを務めた。2日は糸満市の平和祈念公園と座間味村の古座間味ビーチで聖火リレーが行われる。

 1964年の東京オリンピック聖火リレーは沖縄本島のみで開催。今回、石垣市での開催は県内離島で初となった。

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