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昨年8月15日発行の潮平正道著「絵が語る…

 昨年8月15日発行の潮平正道著「絵が語る八重山の戦争」のあとがきに寄せた一文で、長女の久原道代さんがこんなエピソードを紹介している▼「戦跡案内の依頼が来ると、父はどんなに雨降りでも、猛暑でも出かけて行きます。『転んで怪我をしたりしたら大変だよ。もうお断りしたら』と、年を重ねた父を心配して家族が止めることもありますが、必ず出かけて行きます」▼87歳だった昨年9月30日も出かけた。少年荒鷲野球団の平和学習。残暑の中、子どもたちを名蔵白水へと先導した。白水は潮平家の強制避難先。潮平さんは鉄血勤皇隊として軍作業に当たる一方、白水に避難していたのだ▼「ここに2階建てのかやぶきの小屋があってね、そこで日本軍が住民の出入りを監視していた」「マラリアは蚊から伝染する。避難小屋の中にまきで煙を出していたが、それでも蚊に刺されてマラリアにかかってたくさんの人が死んだ」▼「普段はね、山の中なので食べ物がないので食べられる新芽や草、タンポポ、バッタ、カエル、タニシなどを食べた。タニシはスープにして食べた。鶏肉、豚肉、牛肉などはもちろんない。ヤマガメがごちそうだったな」▼そのときも、子どもたちが戦時を想像できるようにと、著書に収録されている絵を持参していた。(比嘉盛友)

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