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きょうヤマネコの日 環境省 パネル展などで啓発へ

15日はイリオモテヤマネコの日。保全・啓発活動を目的に制定された(村田行さん提供)

15日はイリオモテヤマネコの日。保全・啓発活動を目的に制定された(村田行さん提供)

竹富町

 4月15日はイリオモテヤマネコの日。国指定特別天然記念物のイリオモテヤマネコと人間が共存しながら地域を発展させることを啓発するため、竹富町が2015年4月15日に条例で制定した。世界で西表島だけに生息するヤマネコは推定100頭とされている。この日に合わせてパネル展も始まる。

 ヤマネコ発見は1965年、動物作家の戸川幸夫氏(享年92)が1つの頭蓋骨と毛皮を手に入れ、持ち帰ったことがきっかけ。専門家の鑑定の結果、同年4月15日付でヤマネコ発見が全国に報じられた。それから50年後、町がイリオモテヤマネコの日に定めた。

 毎年15日に合わせてシンポジウムやパネル展などで保全・啓発活動が行われている。ことしは、環境省が西表野生生物保護センターでイリオモテヤマネコ展を開催し、貴重なヤマネコの写真展や交通事故防止の取り組みを紹介するパネル展を実施。期間は今月28日まで。

 ヤマネコは、環境省のレッドリストで最も絶滅の恐れが高い「絶滅危惧IA類」に分類されている。西表島に分布し、低地部の湿地や河川・沢沿いをよく利用し、マングローブ林、農耕地周辺にも現れる。  

 西表島の固有種で体重3~4㌔、頭胴長50~60㌢。餌は小型哺乳類、鳥類、爬虫類、カエル類、昆虫類と多様。近年は交通事故死が問題となっている。

 町はイリオモテヤマネコを交通事故から守ろうと「イリオモテヤマネコ交通事故対策条例」(仮称)を制定する方針だ。

 戸川氏の娘でNPO法人トラ・ゾウ保護基金の戸川久美理事長は「15日は、住民の皆さんがヤマネコの立場に立って、活動できる日になってほしい。西表の自然や生物との共存共栄を考えるきっかけになればうれしい。私たちもまわりからサポートしたい」と話している。

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