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昭和30年度生まれはコロナ禍のなか、もれなく…

 昭和30年度生まれはコロナ禍のなか、もれなく65歳になった。「前期高齢者」に仕分けされたが、誰も自分を高齢者と思っていない、たぶん。体力、気力ともにまだあるのに定年退職して早や5年▼70歳までの就業機会確保を定める改正高年齢者雇用安定法が1日、施行された。いよいよ「70歳定年時代」到来、「働けシニア」と国が号令をかける格好だが、果たしてどうだろう。改正法は「努力義務」として70歳までの定年延長、定年制廃止、継続雇用制度などを定める▼ただ、65歳定年さえごく一部の事例を除き遅々として進まず現実は厳しい。むしろ65歳を過ぎれば求人がないのが日本のリアル▼何のことはない。少子高齢化を背景に労働力人口が減って人手不足に充てたい、年金支給開始年齢を引きのばしたいのがホンネ。シニアが就業すればしたで、せっかく受給し始めた年金を減額する仕組みだから、この国はつくづくせこい▼高齢化比率は65歳以上を「生産年齢人口」から一切除外する考え方だ。働けシニアと言うなら、統計の捉え方も就業できる環境も整えてもらおうじゃないか▼「幸せな老後」のためには2000万円の貯蓄が必要だという。一方で「人生100年時代」が現実になりつつある。時代にふさわしい社会だろうか、この国は。島々は。 (慶田盛伸)

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