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海洋教育の学習深化 国の指定校に3校

海洋教育の副読本完成を報告する編集委員ら=30日午後、竹富町役場仮庁舎

海洋教育の副読本完成を報告する編集委員ら=30日午後、竹富町役場仮庁舎

完成した海洋学習副読本。海と地域の関わりも掲載されるなど内容は多岐にわたる

竹富町 副読本完成

 海洋教育を推進する竹富町は「竹富町海洋教育副読本」を作成し、新年度から町内13小・中学校で統一した学習を展開、海洋教育を深化させる。文科省の海洋教育課程特例校として古見小学校、上原小学校、船浦中学校の3校が指定され、2021年度から3年間、時間割に「結ぬ海科」が追加される。

 小・中学生を対象に自治体が海洋教育の副読本を策定するのは全国初という。

 副読本事業は19年度に始まった。各校は独自に海洋教育学習を行っていたが、共通するテキストがなかったため副読本構想が浮上。編さんに当たっては、各校の担当者らで編集委員会(仲田森和委員長、委員15人)を発足、2年間かけて執筆した。

 副読本は教諭用、児童生徒用の2種類。内容は共通テーマと選択テーマに分かれ、▽サンゴ礁学習▽海と祭祀▽津波▽身近な生き物▽海と共に暮らす人―などの項目がある。

 体験学習につながるワークシートや地元関係者の談話もコラム形式で掲載。児童生徒が考案したキャラクターも登場し、教諭が手掛けた漫画もある。児童生徒用は必修のみを掲載し、全106㌻オールカラー。

 同町は30日午後、同役場で完成報告会を開いた。委員長の仲田教育長は「おそらく全国的に注目される冊子。子どもたちの海洋教育に生かされ、強化されると思う」と期待。古見小学校校長の赤嶺智郎副委員長は「各島・地域の取り組み、海と学校、子ども、地域の結び付きが一冊に詰まった本」と太鼓判を押した。

 西大舛髙旬町長は「わが町の子どもたちが海を深く考える機会になる。海に接する機会が増えるよう、学校現場でも頑張ってほしい」と激励した。

 大原小学校の金城淳教諭は取材に「地域を知る意味で使っていきたい。他の地域を知って、地元を愛せるよう結び付けたい」と意気込んだ。

 町教委によると海洋教育特例校3校以外は、総合学習や生活科などの授業で海洋教育を行う。

  • タグ: 竹富町海洋教育副読本
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