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ジャーナリスト、評論家の大宅壮一(1900

 ジャーナリスト、評論家の大宅壮一(1900―70年)は、「流行語は時代、世相につけたあだ名である」と語り、造語によって風潮をみごとに裁断する新語を多く生んだ。「1億総白痴化」、「駅弁大学」、「恍惚の人」、「男の顔は履歴書」など▼では、この状況はどのように評されるべきか。平得大俣への陸自配備をめぐり、市に対し住民投票の実施義務付けを求めた訴訟の控訴審判決が福岡高裁那覇支部であり、門前払いの一審判決を支持した▼辺野古訴訟しかり、この国の司法は軍事や政治がらみの案件について判断忌避の傾向にある。原告側は判決を不服として最高裁に上告するとともに、住民投票の権利確認を求め新たな訴訟を提起する方針という▼住民投票請求は、若者たちの主導で始まった。賛成、反対を問わず、純粋に市民の意見を表明しようという運動である。4割近い市民が署名し、実施を求めたが市議会与党の反対でとん挫した▼市政ではあろうことか訴訟の根拠とする自治基本条例廃止を企て、かなわなければ「再構築」し、住民投票条項廃止を伺う▼若者が未来に希望を持てない社会は間違っている。民意を顧みない政治や司法も間違っている。民主主義の根幹が大きく揺らぐ。大宅壮一ありせば、島の現状を何とあだ名しただろうか。(慶田盛伸)

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