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民謡鳩間節3番は「前の渡ゆ見渡しば 行く舟…

 民謡鳩間節3番は「前の渡ゆ見渡しば 行く舟来る舟 面白ゑ」と歌う。対岸の西表島で大切に育てた稲やアワを収穫し、満載して運ぶ喜び、豊穣を高らかに歌い上げる▼石垣港に「行く舟来る舟」のにぎわいが戻りつつある。バンナ岳展望台からの眺望は、高速船が白波を蹴立てて行きかい、増便とその航跡が心うれしい▼コロナ禍で遠のいた観光の客足が徐々に増えている。昨年3月と同様、学生の卒業旅行だろうか、若者たちの姿にまちは多少なりとも活気づく。港の駐車場は7割程度か、レンタカーの満車には届かないが、じわり回復の動きにあるのが見てとれる。下旬はホテルの予約状況も好転しているという▼もちろん730交差点やユーグレナモールに人波はあふれていない。過去最高だった2019年に比べ、20年は過去最大の落ち込みで前年比56%減、65万人の入域客である。「光と影」とはよく言ったもので、ピークと奈落の底はひと続きだった▼それでも島々は観光なくしてその経済を成立させ得ない。急激ではなく、じっくり緩やかに回復してもいいのではないか。離島ターミナルや展望台にさまざまな年齢層の観光客を見る時、八重山観光の潜在的需要、魅力を実感する▼まちの活気は必ず取り戻せる。そう信じ「行く舟来る舟」のにぎわいを喜ぶ。 (慶田盛伸)

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