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新型コロナワクチン 住民一斉接種流動的

今月12日に搬入された超低温冷凍庫。関係者はワクチンが届くのを待っている=15日午後、町役場仮庁舎

今月12日に搬入された超低温冷凍庫。関係者はワクチンが届くのを待っている=15日午後、町役場仮庁舎

供給量、接種体制定まらず 竹富町

 県内小規模離島の竹富町内で、新型コロナウイルスワクチンの医療従事者以外の一般接種は、一斉ではなく段階的に行う可能性が出ている。町内の接種対象約3400人分のワクチン受給の見通しが立たず、接種体制も確立できない状況。都市部と同様、高齢者からの接種も考えられる。高齢者用のワクチンは4月26日以降に195瓶(975人分)が役場に届き、石垣島か各島・地域での接種が検討されている。16日の3月定例町議会で上野エミ健康づくり課長が現状を報告した。(9面に質問要旨、8面に関連)

 ワクチンは任意接種。医療従事者等は県主体で接種を進め、高齢者や一般住民等は各市町村が主体。

 国は小規模離島の場合、高齢者や基礎疾患保有者といった枠は設けず一斉接種を推奨しているが、一つの行政区で九つの有人島を抱える竹富町は、二つの課題に頭を悩ませている。

 一つは、一斉接種できるだけのワクチン供給量と配分時期。確定しているのは来月26日以降に配分される高齢者用のワクチン975人分。同じ時期に町民一斉接種は困難とみており、人口に応じ島ごとの接種も視野に入れている。

 二つ目は接種場所。町は県立八重山病院、八重山地区医師会の協力を得て各島での集団接種を希望し調整を進めているが、町民が石垣島に出てきて接種する案も浮上している。

 三盛克美氏は「石垣島に出るとなると接種率は悪くなるのでは。各島に会場をつくって打てる態勢を整えてはどうか」とただし、上野課長は「医療機関と調整中」と答えた。基礎疾患保有者は、接種に不安があれば、かかりつけ医へ事前に相談することも勧めた。

 加屋本真一氏は、接種後、副反応の対応を確認。上野課長は「医師が接種会場に常駐するので、副反応でも対応できるようにする」と答えた。

 町は、今月下旬から接種対象者へ順番にクーポン券を発送する。町によると、接種前に転出したとしても、転入先の自治体で券を提示すれば接種は可能。

 今月12日、町役場仮庁舎にはワクチンを保管する超低温冷凍庫が到着。停電時も自家発電に切り替え温度をマイナス75度に保てるようにしている。

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