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東日本大震災以降、各地で防災意識が高まり…

 東日本大震災以降、各地で防災意識が高まり備えに余念がない。遺構を保存、語り部の養成などの活動も▼かつて明和の大津波で多くの人命を失った石垣島でも生き残った人たちが次世代へ備えを訴えてきたと思うが、次第に忘れ去られ、今は4月24日の慰霊祭や防災訓練のニュースで思い出す程度。寺田寅彦の「天災は忘れた頃にやってくる」の名言も被災した時に、そういえばそうだなと思い出しておしまい▼宮良高台の明和の大津波遭難者慰霊碑は、そんな世の中に警鐘を送ろうと有志が期成会を作り呼びかけ住民の浄財を受けて建立したもの。有志の存命中はまめな美化清掃でそれなりの美観を保っていたが、会員の死去減少で清掃が難しくなり周りが荒れだした。そこで役所へ寄贈し管理をお願いすることに▼その頃から、島で設置される記念碑や慰霊碑のほとんどが完成までを期成会の事業目的、手柄にして後の管理は役所へ委ねるパターンが増えてきた。そもそも維持管理の予算や美化の発想をもたない役所が次から次に引き受けるのは無理な相談▼なら、役所は設置許可の順守条件に完成後も碑の周辺の美化整備に努めることを義務付ける必要があったのでは▼でも自宅の墓所でさえ行事以外には清掃に行かない私たちに、それができるのかは疑問。(仲間清隆)

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