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2011年3月11日に岩手、宮城、福島の…

 2011年3月11日に岩手、宮城、福島の東北3県を襲った大地震と大津波で未曽有の被害を出した「東日本大震災」からきょう10年目を迎える▼高さ30㍍を超える津波が街を飲み込み、大勢の尊い命を奪い、住む家を押し流した。福島では東京電力の原子炉が被災。放射線漏れで、周辺住民の避難や風評被害を招いた。除染が進んでいるが、まだ、わが家に戻れない人たちも多い▼筆者も震災から7カ月が経過した岩手県で、うずたかく積まれたがれきや車。手つかずに放置された建物など目を覆いたくなるような被災の現状を目の当たりにした。テレビで、津波の映像が流れるたびに、現地の惨状が思い起こされる▼あれから10年。被災地では、防潮堤の整備や土地のかさ上げ、高台への移転などさまざまな津波対策が施され、復興が進んでいる。だが、住民の日常が戻るのはまだ先だ▼八重山でも、震災を機に、津波を想定した大がかりな避難訓練や避難ビルの認定、市役所の高台移転など、津波を含めた防災対策が進められている。だが、市民間で津波に対する意識が徐々に薄れてきているように思える▼今年は八重山に甚大な被害をもたらした明和の大津波から250年を迎える。きょう11日は、いま一度、津波への備えを確認する日としたい。(下野宏一)

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