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1年前のきょう、青森からの台湾研修団

 1年前のきょう、青森からの台湾研修団10数人を前に講話を行い、その後は会食しながら意見交換をする予定だった。しかし、新型コロナウイルスへの懸念から訪台は取りやめとなった▼この数日前、台湾の楽天モンキーズがロッテとの交流試合のために石垣へ向かっている。台湾紙を見ると、機内に座った選手たちはマスク姿だ。自分を取り囲む壁がじわじわと隙間を詰めてくるような圧迫感を覚えたことを思い出す▼20日付の本紙によれば、玉城デニー知事は19日、県独自の緊急事態宣言の前倒し解除に慎重な姿勢を示した。宮古では高齢者施設の利用者6人が亡くなった▼疲弊する業界には手厚く補償し、感染対策は徹底的に行う必要性をあらためて痛感させられる。この1年間で、コロナの存在を前提とした暮らしが当たり前になりつつある。異常な状態に慣れつつあると言い換えてもいいかもしれない。去年の手帳はまだ片付けていない。意識して開くようにしないと、コロナ前のことが思い出せなくなるからだ▼宮古地方で台湾との交流に取り組む人がぼやいていた。「このままでは忘れられるよ」。去年は1度も台湾へ行っていないそうである▼空港の国際線も港のフェリーバースもひっそりとしている。意識だけは常に外へ向けておかなければと思う。(松田良孝)

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