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町立診療所でPCR検査へ 竹富町

竹富町立診療所に導入予定のPCR検査装置(資料写真、一部加工)

竹富町立診療所に導入予定のPCR検査装置(資料写真、一部加工)

装置導入、短時間で判定

 竹富町は、新型コロナウイルス感染症対策として、独自で町立診療所(竹富、黒島)2カ所にPCR検査装置を1台ずつ導入する。検査方法は、鼻咽頭の粘膜を採取し装置にかけ1時間程度で判定結果が出る。遺伝子の抽出・増幅・検査の全工程を自動で行う。主流のPCR検査と異なり煩雑で時間を要する前処理作業が省かれるため、検査技師がいなくても検査が可能。町は、新年度以降に保険適用での運用を目指す。

 町によると、検査装置は㈱ミズホメディー=佐賀県=の全自動遺伝子解析装置スマートジーン。価格は1台約50万円。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(コロナ交付金)を活用する。

 18日、開かれた町議会(新田長男議長)臨時会の一般会計補正予算案(第7号)で購入予算が計上され、承認された。

 これまで町民は、石垣島に渡り市内の医療機関で受検していたが、搬送体制の問題や結果判明まで町が準備した施設で待機するなど負担があった。装置の導入で、コロナ陽性者だけを海上保安庁などの協力を経て入院施設がある石垣に運ぶ。

 一方、今回の導入は町立診療所に限定されており、町議から県立八重山病院付属診療所(西表東部・西部、小浜、波照間)にも設置するよう要望が出た。

 大久研一氏は「県立診療所で設置の可能性はあるか。検査できないと町立以外の住民も不安になる」とただし、上野エミ健康づくり課長は「八重山病院には、コロナ交付金を活用して全地区に設置したいと申し入れをしたが、診療所の医師が罹患した場合、他の診療に支障が出ることを懸念し了承は得られなかった。町内で検査体制の格差が起こり、町民が不安にならないよう引き続き病院へも相談していきたい」と答弁した。

 山下義雄氏は「せめて住民独自で検査ができるよう抗原検査キットを配布できないか」と注文を付け、上野課長は「自己検査も大事だと考える」と前向きに検討する考えを示した。

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