物作り体験にぎわう 8団体146人に修了証も
- 2021年02月16日
- 地域・教育
石垣市生涯学習フェスティバルと学び遊び体験広場が同時開催され、物作り体験に多くの親子連れが参加した=14日午前、市民会館中ホール
社会教育学級と学び遊び学級の修了団体が、1年間の学習成果をパネル展示で発表した=14日午前、市民会館中ホール
石垣市教育委員会主催の2020年度第19回石垣市生涯学習フェスティバルと第2回学び遊び体験広場が14日、石垣市民会館中ホールで同時開催された。多くの親子連れが会場に足を運び、展示での学習や物作り体験でにぎわった。社会教育学級と学び遊び学級閉級式もあり、8団体146人に修了証が授与された。
生涯学習フェスティバルは、生涯学習に取り組む団体や社会教育学級開催団体が、学習を通して得た成果を発表する場。今回のテーマは「楽しく学んで豊かな人生~学びでつながる地域の和~」。コロナ禍のため、舞台発表を中止して規模縮小するなど対応した。
展示では社会教育学級を修了した観音堂地区自治会の防犯マップなど9団体のほか、市教委いきいき学び課自主事業の7事業が並んだ。学び遊び体験ではアロエ・ヘナ石鹸作り、貝殻小物作り、クバ舟作りの三つが行われた。
このうち、貝殻小物作りでは、サンゴとシャコ貝などで小物入れを製作。参加者は専用の機械で、ろうそくのろうを溶かして貝を接着させ、マイ小物入れを完成させた。
真喜良小学校3年の﨑山心愛さん(9)は「貝をくっつけるのは難しかったけど楽しかった。海で取れたシーガラスを入れたい」と喜んだ。石垣市家庭教育支援チームの平良八重子さんは「海や山に行った時、枯れ木や大きな葉っぱがあったら、何ができるか考えてほしい」と身近な素材で遊ぶ心得を述べた。
折り紙こま作りを実演したHAPPY子育て学級のブースには高齢者が多く参加。折り紙こまを二つ作った黒島政子さん(79)=平得=は「手先を使うので認知症予防にもいい。まだ折り方をインプットできていないが、家でも頑張りたい」と笑顔をみせた。
同フェスティバルの開催に先立ち、石垣市自治公民館連絡協議会の社会教育学級閉級式、石垣市教育委員会の学び遊び学級閉級式が行われ、それぞれ2団体、6団体の計146人に修了証が授与された。対象団体は次の通り。
〈社会教育学級〉
▽観音堂地区自治学級(学級長・比屋根健)▽新川字会学級(同・金城文雄)
〈学び遊び学級〉
▽HAPPY子育て学級▽つぼくさ女性学級▽いやまし高齢者学級▽STEAM八重山学院▽トランジョンタウン石垣島▽ぴさい高齢者学級
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