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「上級国民」という嫌な言葉がある。われら

 「上級国民」という嫌な言葉がある。われら一般庶民とは違い、特権?に守られる人たちを皮肉って言う。東池袋自動車暴走死傷事故を起こした旧通産省の元高級官僚は逮捕されず、緊急事態宣言下で賭けマージャンに興じた東京高検検事長は起訴されない▼時短の収入減、解雇、貧困。コロナ禍にあえぐ国民をよそに残念な発言、行動が国会周辺で相次ぐ▼首相のこの答弁はいかがだろう。先日の衆院予算委で定額給付金再交付について「考えていない」と即座に拒否。「最終的には生活保護がある」と言い放ち、生活困窮者に寄り添わない▼簡単に言うが生活保護受給はハードルが高い。資産の有無、就労状況などの条件のほか「扶養照会」も壁。誰にも相談できず申請窓口を頼るのに、親族に「この人を扶養(援助)できませんか」と照会がいく。誰にも知られたくない状況を知られてしまう。受給手続きをためらわせる要因の一つという▼たたき上げの庶民派アピールと、「国民のために働く内閣」は絵空事だったか。首相が大人数、マスクなしのステーキ会食なら、自公の与党幹部らは深夜の銀座クラブ通いと不祥事発覚で離党や議員辞職などに追い込まれた▼民の暮らし、苦しみに思い至らぬ人たちを、こんな「上級国民」にしたのもわれら民の選択である。(慶田盛伸)

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