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石垣市 火葬4件から2件に

ことし5月中旬まで火葬件数を1日2件に制限しているやすらぎの杜いしがき斎場=28日午後

ことし5月中旬まで火葬件数を1日2件に制限しているやすらぎの杜いしがき斎場=28日午後

炉故障で制限 遺族の負担増懸念

 石垣市の火葬場「やすらぎの杜いしがき斎場」が1日当たりの火葬件数を最大4件から2件に制限していることが分かった。火葬炉3基のうち1基が故障したため、残り2基の運転に負荷をかけない措置。故障基の修繕は5月中旬に完了する。遺体を安置する日数が延び、1日2万~5万円するドライアイス代や安置室の使用料が膨らむなど、遺族の負担増が懸念される。

 市環境課によると、1基の故障に伴い2基の延命化を図るため今月13日から1基につき運転回数を1日1回に縮小している。やすらぎの杜は2016年4月の供用開始から4年以上が経過し、火葬炉は部品の取り換え時期に差し掛かっているという。

 これまでは3基を運転して最大4件の火葬を行ってきたが、友引の翌日に集中したり、休みなく稼働する日が続いたりすることもあることから負荷がかかっていた。

 同課担当者は取材に「本来、火葬後は一度冷却する必要がある。火葬が多い日は十分なメンテナンスや掃除が行き届かないことも起こりえる。ご遺族や業者さんの意向を考慮して対応してきたが、1炉が追い込まれてしまった。故障した部品はメーカーが注文を受けて製造するので、修繕完了は5月ごろになるだろう」と説明する。

 1日2件とした理由については▽年間の火葬件数は約500件。1日当たりの平均値を出した▽メーカーから火葬炉の負担を考え、1炉につき1日1件の運転が好ましいとのアドバイスを受けた―ことを挙げる。

 大城智一朗課長は「なるべく遺族の意向に寄り添う形にしたいが、現状2炉のみの運用になる。延命化の観点から市民の皆さまにはご理解をいただきたい」と話している。

 葬儀業者によると、遺族の中には「コロナに乗じて火葬の件数を制限しているのではないか」と誤解するケースも。関係者は「火葬までに3日から4日間待つご遺族もおり、これまで通り火葬できずに、われわれに不満をぶつけてくる。石垣市には火葬の件数を制限している理由を市民にしっかり説明してほしい」と求めた。

  • タグ: 火葬場石垣市
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