主権展示館 「尖閣諸島と日本人」
17日まで市民会館 地方巡回展が石垣初開催
「尖閣諸島と日本人~開拓と中国からの感謝状をめぐる史実~」をテーマにした領土・主権展示館地方巡回展in石垣(主催・内閣官房領土・主権大作企画調整室、共催・石垣市)が14日、市民会館展示ホールで始まった。17日まで午前10時~午後6時。入場無料。
石垣市での開催は初めて。第1章「尖閣諸島の開拓」、第2章「尖閣諸島における中国船救護の物語」、第3章「尖閣諸島と自然」、第4章「石垣市の取り組み」で構成される。
第1章では「尖閣諸島を明治初期の時代に開拓するのは容易なことではありませんでしたが、バイタリティ溢れる先人の熱意と努力によって実現に至りました」として古賀辰四郎氏による開拓の歴史を紹介。
第2章では、尖閣諸島沖で遭難した中国船を魚釣島の人々が救護して帰還させたことに対し中華民国から県に感謝状が贈られたエピソードを紹介、「外国(当時の中華民国)も尖閣諸島を日本の領土と認識していたということです」としている。
北方領土と竹島の展示コーナーもある。
初日はオープニングセレモニーがあり、内閣官房領土・主権対策企画調整室長の川辺英一郎審議官が「多くの皆さんにご覧いただきたい」とメッセージを寄せ、中山義隆市長は「領土をしっかり守り、世界的にも貴重な自然環境を後世に引き継いでいくためにも広く正しく知ることが重要だ」と来場を呼び掛けた。
新型コロナウイルス対策として入り口でのサーモグラフィーによる検温、氏名・連絡先の記入を経て入場を認めている。
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