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「今の状況が続けば明日にでも命の選択を…

 「今の状況が続けば明日にでも命の選択をしなければならない」。12日の会見で県立八重山病院の上原真人麻酔科医師の発言だ▼すべての命を救いたいと思うのが医師だが、それでも「命の選択」を迫られるほど、新型コロナ感染の拡大で八重山病院の現場が逼迫(ひっぱく)し、医療崩壊寸前まできているということだ▼同病院では、コロナ患者が増加することで対応する医療スタッフが不足し、コロナ以外の重症者を本島の病院に搬送するなど一般患者の受け入れを制限せざるをえない状況という▼全国的に医療スタッフ不足が深刻化し、外部から応援を期待できない以上、当事者、その家族には負担をかけることになるが、現場の崩壊を防ぐための苦渋の判断だ▼上原医師は、新型コロナの感染拡大に対する危機感が「市民と医療現場での実感に温度差があまりにも大きい」と指摘する。市内でも濃厚接触者として自宅待機を求められていた男性が、飲み会に参加していたケースがある▼飲食の場は、当然マスク着用がなく、密になりやすく感染リスクが極めて高い。31日まで不要不急の外出自粛が呼び掛けられ、午後10時までの時短要請も始まっている。医療崩壊という最悪の事態を回避するため「危機感を持った協力」(市長)が求められている。(下野宏一)

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