時短営業スタート 歓楽街も人影まばらに
- 2021年01月13日
- 社会・経済
新型コロナウイルス感染拡大を受け、県が飲食店や遊興施設などを対象にした時間短縮営業(午前5時から午後10時まで)が12日、石垣市でも始まった。要請は1月31日までで期間中、要請に応じた事業者には80万円を支給する。沖縄県飲食業生活衛生同業組合八重山支部の浦﨑英樹支部長は「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、組合員には時短営業へ協力をお願いしたい」と呼び掛けた。14日から休業を予定する美崎町にある居酒屋の店長は「コロナが収束して以前のようなにぎわいが戻ることを祈るだけだ」と話した。
県は当初、時短営業の要請を昨年12月17日から同28日までの期間で那覇、浦添、沖縄の3市で開始。同25日から名護、宜野湾の2市を追加し、さらに8日、玉城デニー知事は「医療体制を崩壊させないためにも、感染拡大を食い止める必要がある」と石垣市と宮古島市を対象とした。
市内では、店頭に時短営業のお知らせを張り出し、客へ理解を求める店舗がある一方で多くの従業員を抱える飲食店では「感染予防対策をしっかりしながら営業する」、複数の店舗を運営する事業者は「美崎町に近い店は感染拡大防止の観点から月末まで閉店するが、中心街から外れた店は営業する」とさまざまだ。
スタッフ1人を抱えて居酒屋を経営する女性は「時短で営業するが、どれだけ客が来るか分からず仕入れに苦労する」と話した。
また、コロナ禍の影響で閉店に追い込まれた店や客足が遠のき、昼間の土木作業や牧場での仕事などで家賃をまかなうなど苦しい経営に追い込まれている店も出始めている。
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