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石川(二中2年)が全国2位 16日から九州選抜に出場

叔父の倉庫の一部を間借りした特設のトレーニング室。美しいフォームでバーベルを挙げる=11日午後、新川

叔父の倉庫の一部を間借りした特設のトレーニング室。美しいフォームでバーベルを挙げる=11日午後、新川

全国中学生ウエイトリフティング競技通信記録会で全国2位に輝いた石川太陽=11日午後、新川

中学生競技通信記録会 重量挙げ男子89㌔級

 日本ウエイトリフティング協会は9日までに全国中学生競技通信記録会のランキングを発表し、男子89㌔級で石垣第二中2年の石川太陽(14)がスナッチ75㌔、ジャーク90㌔のトータル165㌔の記録で全国2位に輝いた。石川は16日から大分県で開催される第1回全九州中学校ウエイトリフティング競技選抜大会に出場し、頂点を狙う。まだまだ成長を続ける未完の大器は「自己ベストを出して優勝したい。将来は五輪を目指せる選手に」と意気込む。

 石川は昨年11月21日に豊見城高校で開かれた記録会に参加。自己ベストに近い記録を出すも若干のマイナスに「あまり納得いかない」と首をひねる。

 ウエイトリフティングとサッカーを両立している石川は、悔しい思いを晴らそうと練習を週2回から5回に増やした。フォームを意識した練習や重量に慣れるセット練習を繰り返すと、ぐんぐん記録が伸び、九州大会の目標トータル190㌔は今月10日の練習でクリアした。

 記録会からわずか約1カ月半でトータル25㌔の更新に「前まで息を切らしながらやっていた練習もこなせている。記録も伸びているので九州でもいけそう」と自信をのぞかせる。「ことしの全中で階級の新記録を出して優勝することが目標。トータル230㌔超えを意識して練習したい」とさらなる成長を誓う。

抜群のセンス

 競技と出会ったのは2年前の那覇市の奥武山公園で開かれていたスポーツイベント。父・幸治さんの誘いで参加すると、元日本代表コーチの平良真理さんに出会い「競技をやってみないか」と声をかけられた。島に戻ると平良さんの教え子で、糸満高校でコーチを務めた高原東さんに指導を仰ぎ、練習をスタート。始めてわずか半年で全中大会で5位入賞を果たすなどすぐさま才能を開花させた。

 高原コーチは「力、センス、骨格どれも素晴らしいが、何よりも集中力の高さに驚いた。ここ数年見てきた中でピカイチ」と高く評価、「いずれは日本代表になれると確信している」と太鼓判を押す。

 力だけでなく高いメンタリティも求められるウエイトリフティング。石川は強みの集中力を生かし、重いバーベルを一気に持ち挙げる。「集中してリラックスしないと絶対にベストは上がらない。勉強の集中は苦手だが、スポーツの集中は得意」と笑顔をみせる。

 今後の成長の鍵は蹴り上げなどの技術面。重心からバーベルが外れないような軸の取り方、挙げるタイミングの取り方を習得し全国の頂を目指す。

 石川は「挙げるとすぐ数字に出るので楽しい。競技を始めた時よりも挙げたい気持ちが強くなっている」と魅力を語り、「これからも練習を積んで五輪に出たい」と高みを見据えた。

  • タグ: 石川太陽日本ウエイトリフティング
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