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完全島産泡盛製造へ 八重泉酒造が試験醸造

長粒種米を収穫する徳村さん。ジャポニカ米の倍の収量があるという=11月25日、名蔵の水田(石垣市提供)

長粒種米を収穫する徳村さん。ジャポニカ米の倍の収量があるという=11月25日、名蔵の水田(石垣市提供)

長粒種米の栽培に取り組んでいる徳村浩さん=28日午後、登野城

德村さん、長粒種米を栽培

 水稲農家の徳村浩さん(60)=登野城=が、完全石垣島産泡盛の原料として長粒種米の栽培に取り組んでいる。収穫後、所有する乾燥調整施設で精米し、八重泉酒造に納品。同酒造が試験醸造を進めており、徳村さんは「事業としても採算は取れている。取引が続くうちは生産したい。早く島内産の泡盛が飲みたい」と完成を楽しみにしている。

 徳村さんは昨年から自身の名蔵の水田約1・7㌶で、2期米として長粒種米の栽培を開始。7、8月ごろに植え付け、11月ごろに収穫。苗が丈夫で倒れにくいため、肥料を多量に投入でき、ジャポニカ米の倍の収量があるという。

 納品単価は精米1㌔あたり100円前後で、ひとめぼれの玄米と比べると半分程度だが、国の「水田活用の直接交付金」を活用して収入を確保。経営所得安定対策事業として加工用米栽培農家に10㌃あたり2000円を交付するもので「収入として十分引き合っている」という。

 試験醸造を進めている八重泉酒造は取材に対し「テストテイスティングではかなり良好な仕上がり。来年度に商品化できればと考えている」と話す。

 徳村さんと同酒造の取り組みは、個人事業主と民間企業同士の取引だが、これと別に沖縄総合事務局が欧米市場を対象に泡盛の販路を拡大する「琉球泡盛海外輸出プロジェクト」のブランディング戦略の一環として、県内の酒造などと連携し、県内産長粒種米を原料とした泡盛製造への取り組みも進めている。

  • タグ: 八重泉酒造完全島産泡盛製造
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