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市議会特別委 市職員不祥事、審議開始

審議の方向性について意見交換する調査特別委員会の委員ら=25日午前、議員協議会室

審議の方向性について意見交換する調査特別委員会の委員ら=25日午前、議員協議会室

公金横領と個人情報不正使用 全庁アンケートも

 ことしに入って相次いで発生・発覚した職員の不祥事5件について原因究明と管理監督の調査研究を目的とする石垣市議会の市職員不祥事における倫理規範及び服務に関する調査特別委員会(箕底用一委員長、10人)は25日、議員協議会室で第1回会議を開き、公金横領と個人情報不正使用の問題を中心に審議を進めていく方向性を確認した。全職員を対象にしたアンケートも実施する方針を決めた。来年3月議会で中間報告を行う予定だ。

 箕底委員長は冒頭、「市職員による不祥事が多発している。住居侵入及び建造物損壊事件では市が保有する個人情報を不正に使用していたことが判明するなど市政に対する信頼を大きく損ねている」と指摘、「二元代表制である市議会が、市民の付託を受けた全議員がしっかりと原因を調査し、当局に対し再発防止を徹底させていきたい」と述べた。

 特別委は▽事件の概要▽事件の手口・経緯▽私的流用の被害額▽横領額の確定根拠▽職員の採用年度、勤務態度▽関係職員の処分と基準▽事件発生の原因▽再発防止に向けた取り組み―などについて資料を要求し、当局側に説明を求めていく。

 委員会では「刑事事件と関わるものもあり、議会が手口などを追及する必要があるのか」「個人的な心の痛みや家族の問題もある」(東内原とも子氏)として手口や原因の究明に疑問を呈する意見もあったが、箕底委員長は「個人情報がどうやって不正使用されたか徹底して追及する必要がある」「市民の公金を横領した言語道断の不祥事。加害者を擁護する必要はない」と強調した。

 職員対象のアンケートでは箕底委員長が他市の事例を紹介して提案。▽不祥事の発生原因はどこにあるか▽再発を防ぐためにどのような対策が必要か▽公金など収入・支出にかかる事務処理で問題に感じていることはあるか▽情報の取り扱いについて問題に感じていることはあるか―などを基本に質問内容を詰めていく。

 このほか、駐車場料金や赤十字義援金などの横領額を確定した根拠や案件によって異なる監督責任者への懲戒処分内容にも委員から疑問符がつき、この点も調査することにした。

 不祥事5件のうち住居侵入と器物損壊の容疑で逮捕された職員は7月15日付で退職しているが、その後の公判で余罪と個人情報不正使用が明らかになっている。ほかの不祥事は給食費214万円余り、駐車場料金166万円余り、赤十字義援金等501万円余りの横領など。

  • タグ: 石垣市不祥事
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