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石垣市伝統工芸館 「織りの未来をつくる」

2階の展示室で改装が行われている石垣市伝統工芸館=5日

2階の展示室で改装が行われている石垣市伝統工芸館=5日

改装が行われている展示室=5日

展示室リニューアルへ

 石垣市伝統工芸館の展示室が今年度内にリニューアルされる予定だ。1978年の開館から42年が経過するが、改装工事は初めて。市が▽織物の歴史、原材料、工程などの広報▽製品プロモーション▽来訪者の学び・コミュニケーション―の場と位置付け、「八重山の織りの未来をつくる」をコンセプトに作業を進めている。

 工芸館は八重山上布、みんさー織の振興を図るため整備された。建築面積約557平方㍍で鉄筋コンクリート3階建てで共同作業場、製品検査、後継者養成、共同展示などの機能を有する。

 市の公共施設等総合管理計画では2027年に大規模な改修が必要とされており、将来的な施設のあり方や意義の検証も行うため展示機能向上事業(約500万円)を導入。展示室のコンテンツや内装デザインを更新する。

 織物を映像で紹介するモニターを2台、テーブルやイスも設置し、じっくりゆっくり鑑賞できるようにする。売店も改装し、購買につなげる。

 市は▽八重山上布、みんさー織の歴史的・文化的な背景を伝える▽現在の消費者はもとより未来の消費者も育てる。来館者との交流を通して生産者もともに育つ▽つくり手によって八重山の織りの文化的価値を再認識する場を創出し、来館者のニーズに合わせた創造の資源とする―としている。

 工芸館の指定管理者、市織物事業協同組合の平良佳子理事長(62)は「織りの苦難や喜びの歴史を受け継ぎながら次の世代に残していく務めが組合にはある。子どもたちが八重山上布やみんさーのことを楽しく学べる場所にしたい。県外にファンが多いが、地元にも工芸館の存在を知ってもらい、織り手が自信と誇りを持って仕事ができるようにしていきたい」と期待している。

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