新人王受賞に称賛の嵐 平良海馬投手快挙
「素晴らしい、快挙だ」。平良海馬投手の新人王獲得の報に関係者から喜びの声が上がった。平良投手が小学生時代に所属していた真喜良サンウェーブの部員は、高良真助監督(41)のスマートフォンで練習時間ギリギリまで吉報を待ちわびた。小学校から高校までの平良投手を知る関係者は「努力のたまもの。頼もしい存在になった」と最大限の賛辞を贈った。
サンウェーブの垣本陸翔主将(6年)は「平良選手の活躍はすごかった。僕も、平良投手のように真喜良の後輩からすごいと思われるプロ野球選手になりたい」と夢を膨らませた。
小学4年生から卒業するまでコーチとして指導した高良監督は「海馬の活躍は子どもたちと情報共有しており、偉大な先輩がいることを伝えている。海馬にも、子どもたちのためにもよく頑張ったとLINE(ライン)でやりとりした。21歳の海馬が地域の子どもたちに良い影響を与えている」とうれしそう。
八重山ポニーズと八商工で指導した伊志嶺吉盛元監督は「こんなに素晴らしいことはない。快挙だ。本人の努力と『プロで絶対に成功する』という強い思いがあったからこそ結果を残せたと思う。将来の夢を託して少年野球からずっと応援していた親の存在も大きい」と感慨深げ。
母校・八商工の垣花柊二主将は「自分たちにとってもいい刺激になる。島からでも練習を頑張ればできるということを示してくれた。現在、部員数は少ないが連合チームと力を合わせ、一戦でも多く勝てるように頑張りたい。自分も平良投手の下半身の使い方や直球で押していく投球を参考にしてトレーニングに励みたい」と意気込んだ。
同校の上原拓監督は「期待以上の活躍。こういう先輩が身近にいることで子どもたちの刺激になる。高校時代にはコントロールや精神面など未熟な面もあったが、堂々と頼もしい存在になった。けがに気をつけて長く活躍を」と期待を込めた。
八重山野球連盟の前泊正純会長は「タイトルはプロ野球選手全員が目指している。小さい八重山からもこのような大きな賞を受賞したことは本当に素晴らしい。努力のたまもの。地元の子どもたちにとって一つの目標ができたと思う。八重山の野球、子どもたちのためにも頑張ってほしい」と偉業をたたえた。
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