戦後75年企画展始まる 八重山の島々の戦争
- 2020年12月17日
- 地域・教育
写真・絵・証言で見る 平和祈念館来月31日まで
八重山平和祈念館の戦後75年企画展「写真・絵・証言で見る八重山の戦争」が16日、第2展示室で始まった。1月31日まで。観覧無料。
戦争マラリアについて八重山諸島の10の島々の戦争体験を証言や絵、写真などで学ぶことで、八重山地域全体の戦争体験を多角的・多層的に学ぶ機会を提供している。
入り口には2010年に新石垣空港建設現場で発見された「米国製5㌅ロケット弾」の不発弾が展示され、手で触って重さなどを確かめられるようになっている。同館職員が西表島での戦争体験者を案内人として撮影した「戦跡巡り」の動画も上映されている。
企画展初日には、修学旅行で石垣島を訪れている竹富町立上原小学校6年生の児童11人が来館、企画展と常設展を見学した。
國岡玉那さん(11)は「戦争で西表島でもたくさんの人がマラリアで亡くなったことを知り、悲しいと思った。自分たちと同じ年齢のときに怖い経験をしていて、今起こったらとても怖いので、世界中で戦争がなくなってほしいと思った」と話した。
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