八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

盗撮に個人情報を不正使用 元市職員、業務中に入手

 盗撮を目的とした住居侵入と建造物損壊の容疑で逮捕された元石垣市職員の男性被告(27)=石垣市登野城=の初公判が14日、那覇地裁石垣支部(百瀬玲裁判官)であり、盗撮の際に市が保有する個人情報を不正に入手・使用していたことが分かった。同被告は、逮捕容疑以外に女性を盗撮した県迷惑行為防止条例違反と児童ポルノの動画を所持していた児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪でも起訴されている。

 起訴状などによると、同被告はことし3月23日午後8時28分ごろ、市内の民家敷地に侵入し、ドリルで脱衣所の裏口ドアに穴を開けたとして住居侵入と建造物損壊の容疑で逮捕された。

 その後の捜査で、逮捕容疑のほか2018年8月から20年2月にかけ、15~40代の女性4人に対し、ふろ場などで延べ6回盗撮したことが分かった。このうち3人については、住居を特定するため市の業務で用いるデータベースを使用していた。

 同被告は弁護側の質問に「(目当ての女性の)家が見つからないことのほうが多かったので職場のパソコンなどで住所を入手した」などと述べた。

 スマホには盗撮データや児童ポルノ1565件を保存していたが、捜査機関に没収されており、同被告は「個人的な利用のみに使い、第三者への提供やインターネット上への公開はしていない」とした。

 公判はこの日で結審。検察は懲役2年6カ月を求刑、弁護側は執行猶予と保護観察を求めた。判決は来年1月15日に言い渡される。

 市は、同被告が5月13日に逮捕されたのを受け、6月12日付で停職4カ月の処分にした。その後、被告は退職届けを出し、7月15日付で退職している。

 

■求められる管理体制強化 基幹系端末利用 石垣市

 盗撮など県迷惑行為防止条例などの罪に問われている元石垣市職員の男性被告が盗撮の際に市保有の個人情報を不正に入手・使用していたことが判明し、市にはチェック体制の強化が求められそうだ。

 市総務部によると、住民基本台帳などを管理する基幹系端末は、業務上必要とする課の職員以外のアクセスを認めておらず、閲覧の履歴は残るという。仮に不正使用した場合には勧告、減給などの処分に処せられる。

 同被告は、同端末を使用する課には在籍しておらず、端末を使用する課に所属していた臨時職員時代に個人情報を入手した可能性がある。

 市が処分を決定する際に行った事情聴取でも端末利用の話はなく、被告が退職した7月15日以降に捜査機関から捜索依頼で把握、8月に端末に関する捜査を受けたという。

 今後の管理体制について知念永一郎総務部長は取材に「職務上、倫理規定に触れるものはその都度折を見て注意を徹底している」と述べ、端末アクセスへの定期的なチェックについて「できるところはやっていきたい」と述べた。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム